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dynabook Pad VT484 のジャンクで遊ぶ

PC-Netでドライブのデータを消去されたTOSHIBA dynabook Tab VT484というWindowsタブレットを買ってきた。(2017/2/17)
PC-Netのジャンクはだいたい値段相応なので5980円のこれは使えるはず。
基本的なスペックは、
AtomZ3740(1.33GHz)/2GB/64GB/1280×800 8インチ 5点タッチパネル/(2014年春モデル。元はWindows 8.1 Pro)
ということなので32-bitのWindows 10を入れてみました。
ストレージが64GBあり、WindowsもProなのでかなりまともなモデル。メモリが2GBなのはしょうがない。

とりあえず電源ボタンを押してみたが「No Bootable Device. Hit any key.」と表示されます。
OKボタンを押すとシャットダウンします。
これで電源が入って、BIOSが生きていて、タッチパネルが生きていて、液晶が表示できる事が確認できました。
中のストレージのデータが削除されているか、あるいはストレージが自体が取り外されているメッセージだけど、分解していなさそうなタブレットなので単にデータが消されただけだと判断しました。
タブレットのジャンクは初めていじるな。

用意するもの
USB(microB to A)変換アダプター
USBメモリ
USBキーボード
USBハブ
USBマウス(なくても良い)
無線LAN環境
東芝のサイトから各種ドライバなど

インストール中は充電が出来ないので最初に十分に充電しておく。
充電している間にマイクロソフトのインストールメディアを作成するツールでWindows10インストール用USBメモリ(32-bit)を作成。ここらへんは時間がかかります。

タブレットのUSBの口は、充電と共用なので変換アダプタ経由でUSBハブを接続して、キーボード、マウス、USBメモリを接続します。セルフパワーのハブの方が安心ですがDVDドライブを使わなければバスパワーでも大丈夫でしょう。今回使ったUSBアダプタは100円ショップで買ったものですが大丈夫でした。

電源ボタンと同時にキーボードのF12を押します。起動ドライブの選択画面になるのでUSBの方を選択するとUSBメモリから起動します。
見慣れたWindows10のインストーラが起動するので、後は画面に従ってWindowsをインストールをすれば良いです。
以前の残骸が残っているかもしれないのでディスクのフォーマットからやったらいいと思います。64GBもあるのでおまかせでフォーマットしました。
Windows 10のインストールは30分程度。マイクロソフトカウントとWi-Fiがあればあっさり行くはずです。
特にドライバも要らずにタッチパネルもWi-Fiも使えているのでとても楽です。

とりあえずこの状態でだいたい使えるようになりました。メモリ2GBのPCにWindows10をインストールするということなので、動作はそれなりに遅いです。
デバイスマネージャー画面を見る数個エラーマークがついています。GPSとか使えないようです。

ここから東芝のサイトから持ってきたドライバを追加します。
まずはBIOSが1.5だったので1.8にアップデートしました。
次に「Intel Platformのアップデート dynabook tab VT484シリーズ」を追加しました。
これでGPS以外は使えるようになるはずです。起動時などに青いLEDが点灯するようになりました。
GPSのドライバはWindows 8.1用だからなのかエラーになるので、同じチップを使っているThinkPad10用のドライバをインストールしてみました。Lenovoのサイトにある「Broadcom BCM4752 GPS ドライバー」というものです。
これでデバイスマネージャーの上ではエラー・警告は無くなったのでインストール完了とします。
ただ、GPSはすぐに反応しないようでマップを起動してから数十秒待たないと現在地を表示しないようです。室内の場合は窓際に行かないとダメな場合もあります。ここら辺はスマホの方がよくできていますね。
インストール直後はバックで色々なことをしているようなので動作はもっさりしていますが、半日くらい起動しているとそのうち落ち着いてきます。

感想
メモリ2GBのAtomでWindows 10はやっぱり動作が遅くてダメ。
遅いとボタンの反応が悪いので何度も押してしまう。そのため複数起動してしまいさらに遅くなる悪循環。UIデザインのサイズがタッチ向きではないので使いづらいのも原因だと思う。
この感じだとAtom機はダメなのかも。
I5のノートパソコンだと4GBでも普通に使えているのでCPUとSSDが遅いとダメなのかも。
タブレットとして使うならiPadを買った方が良さそうだな。

そのほかに一度、「バッテリー無し」というエラーになったがバッテリーで動いているという変な状態になったが再起動したがその後は再現してない。バッテリーが完全に死んだ時にはこういうエラーになりそうだけどバッテリー駆動中だったのでドライバの問題だったのかも。

ま、手元に置いてちょっとWindowsの検証をする端末として便利か。Windows Proなのでリモートデスクトップが使えるため、Macから仮想マシンのように使えるので検証には便利。とりあえずmini vMacなども動かしてみる。

USBメモリ復旧

OpenMediaVaultの起動ディスクに使っていたTranscendの安USBメモリは3ヶ月後に死んだ。
起動ディスクとしてのUSBメモリの運用は読み書きが多いので薦められないと言われていたものなのでTranscendの品質の問題ではない。これはUSBメモリの仕組み上しょうがないものである。
死んだと言っても実際にどうなったかというと、USBメモリとしてハードウエアの認識(マウント)はするが中身が空。フォーマットをしようとしても書き込み不可になってしまいどうにも出来ない状態になってしまった。まったく使えないUSBメモリになったわけだ。
当時、修復ツール等を試してみたが書き込み禁止のメッセージが出て何もできなかった。
安物だったのでそのままジャンク箱へ入れた。これが二年くらい前の話。

最近になってTranscendのサイトにある修復ツール(JetFlash Online Recovery)をなんとなく試してみた。
使ってみると途中で固まってしまう。やっぱダメかと思ったがそのまま放置していたらいつの間にか処理が完了していた。30分くらい放置していたのではないかと思う。
そうしたら普通に読み書きが出来るUSBメモリになった。
直った?ファイルを書き込んだり読み出したりできている。

一度酷使したメモリなので重要な用途に使う気は無いが、一時的に使うUSBメモリとして使おう。少しうれしいですね。Transcendの好感度が上がった。
Transcend JetFlash 300 4GB TS4GJF300 (安物)

ちなみに同時期に同じ使い方をしてダメになったよく知らないブランドのUSBメモリも修復を試してみたがTranscendじゃないのでダメでした。こっちはただのゴミのままです。

マジで使うUSBメモリのおすすめはSanDisk Extreme USB3.0 (SDCZ80) だけど、日常使いのものならば修復ツールが優秀そうなTranscendが安くていいかも。Transcend より安いものもあるが、100円くらいの差ならTranscendがよくね?という話。
(個人の感想です)