IBM PalmTop PC 110

D-Mailの設定に半日かかった。
MS-DOSの知識が無いからむづかしい。
サンプルを切ったり貼ったりしながらとりあえず動くようにした。
とりあえず我が家では以下の設定で動いている。他は知らん。

D-Mailとは

D-MailはDOS上からPOP/smtpサーバーとの通信を行なうことによって、DOSマシンとUNIXマシンとの間で電子メールの送信/受信をするための、フリーソフトウェアです。

RS232C接続の無手順によるメール送信/受信もサポートしています。

以前D-Mail v1.3を公開したころには、初心者の方にも簡単に扱えるDOS用メールソフトは少なかったのですが、最近はWindows用の優れたメールソフトが幾つも発表され、隔世の感があります。

とはいっても、軽快でマシンパワーを必要としないDOS汎用 mailerも、まだまだ需要はあるようです。

HP100/200LX や OASYS Pocket、Massif などの携帯性の高いDOSマシンと組み合わせることで、今までに無かったような電子メール活用の可能性が開けてくるかもしれません。

(以上 DMAIL23.DOCより)

ということでDOS用のメールのソフトです。
PC110でもWindowsを動かしちゃえばいろいろ使えるアプリケーションは多いのですが、DOSだけで使ってると選択肢は少ないのですよ。

すごくいいとは思わないけど、「メールを送る」「メールを受け取る」「メールを書く」と基本的なことはできるので問題ないです。
WebBoyでもメールは読めるのですがなんといってもかな漢字変換機能が使えないもので(うちだけ?)メールのときはD-Mailを使っています。
切り替える度にリブートってのも素敵です。

これだけではメールを送れないらしいので、「EtherPPP」「SETMYIP」ってのも手に入れる。

ベクターあたりで探せばある。
HP100/200LXの人が主に使っているようなのでそこらへんから探すのが吉。

インストール

DOSのことはさっぱりわからないのでいわれるがまま「パケットドライバ版」をインストール。
インストール先は「D:\MAIL」にした。
EtherPPP、SETMYIPは「D:\MAIL\PPP」に展開した。

「D:\MAIL\RC\CONFIG.RC」の編集

てきとうに上の方のメールアドレスとかを設定する。
ここらヘンは必要そうな項目を埋めていく。
わかんないのはとりあえずデフォルトにしておく。

下の方にある「;メールを転送後にホストのスプールから削除しない{no}」
ってのがデフォルトでは「DontDelete=no」なので「DontDelete=yes」にする。
これ忘れたのでサーバーのメールボックスを空にされてしまった(苦笑)。

autoexec.batに「d:\mail\bin」へのパスを書き足しておきます。
(そうしろと書いてあるから)

BEKKOAME/INTERNETへの接続

とりあえず繋がった。メールも送れた。
気になる点はいくつかあるがめんどくさいのでこれでいいや。
パラメータの意味とかまったく知りません。知りたかったらマニュアルでも読んでみてください。私は知らん。
「接続事例集」のまねして書いてみます。

1) 本体: IBM PC110(8MB)+15MBコンパクトフラッシュ
モデム : IBM DoubleJackModem(T-Zoneで5000円で売ってたヤツ)
接続回線 : アナログ電話回線
EtherPPP : 1.9.49 beta(だと思う)

2) プロバイダ : BEKKOAME/INTERNET
接続AP : 東京

3) EtherPPP関連ファイル

[config.ppp]
ppp trace 0
ppp quick
ppp lcp open

[dial_p.ppp]
send “\r”
recv 1000
send “at\r”
recv 3000 “OK\r\n”
send “atm3x3\r”
recv 3000 “OK\r\n”
send “atdp03-5610-****\r”    ← BEKKOAME/INTERNETの電話番号
recv 40000 “ogin:”
send “********\r”    ← アカウント
recv 30000 “word:”
send “********\r”    ← パスワード

4) WATTCP.CFGの設定

[wattcp.cfg]
print=”Waterloo WATTCP for PC110″ ;hostname = PC110
my_ip = 0.0.0.0    ← setmyip.com で取得IPアドレスに置換
netmask = 0.0.0.0
nameserver = 202.231.***.***    ← BEKKOAMEのnameserver
nameserver = 202.11.***.***    ← BEKKOAMEのnameserverその2
gateway = 0.0.0.0
domainslist=”bekkoame.or.jp”
SOCKDELAY=100
5) その他、接続時の留意点等

以下のバッチファイルで起動させています。
これは単にメールを読み書きするためだけに起動するものです。
Pasonawareからもこれで起動します。
[DMAIL.bat]
@echo off
set dmail=d:\mail
set tmp=d:\mail\ppp
set WATTCP.CFG=d:\mail\ppp

d:\mail\bin\dmail

 

モデムなどを挿してネットワークに繋ぐときは以下のバッチファイルで起動させています。
これでモデムがダイアルしてその後にD-Mailが起動します。
メールを読み書きした後、D-Mailを終了させると、回線も切断します。

[DMAIL_P.bat]
@echo off
set dmail=d:\mail
set tmp=d:\mail\ppp
set WATTCP.CFG=d:\mail\ppp
set dial.ppp=d:\mail\ppp\dial_p.ppp

d:\mail\ppp\ppp.exe /p 0x62 /s 38400 /d script | d:\mail\ppp\setmyip

d:\mail\bin\dmail

d:\mail\ppp\termin 0x62

 

最後に「_P」って付いてるのはPULSEダイアル用です。
自宅からかけるときのスクリプトです。
外で使うために「_T」っていうのも作ってありますが、違いは「ATDP」か「ATDT」かだけです。

モデムのかわりにDoCoMoの「モバイルDPカード2896P1」でも上手くいきました。
Feb 14, 1998